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誰もいなくなるまで ここにいるよ

トイ・ストーリー4を観た夜に

※特にネタバレ等ございません

 

映画館で見られなかったトイストーリー4をおうちで鑑賞した。上映当時、ネット上で色々な反響があったのを少し目にしていた。リアルタイムで見られないことが分かっていたので、極力その類のネタバレ?は見ないようにしていた。それでも溢れてきた色んな人々の想いは、ほとんどマイナスのように思えた。

 

 

 

 

4日後

数日前、トイストーリーを見た勢いで書いた記事の下書きを保存し、気力がなくなったまま途中で投げ出したこの記事を改めて開く。色んなことを思っていたあの夜も、数日経てば過去のこと。

ええいうるさい、映画を観て一々その奥を考察なんてする必要ない。ストーリーが自分にとってワクワクしたか、そうでなかったそれだけでいいんだ。いいんだ。平日の夜、仕事から帰って寝るまでの僅かな時間の中、興味の湧いた映画を観られる。それだけできっと幸せなことなのだから。

 

 

 

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ちなみに私は『アイ ライク サッカー』

下議会の箱 2nd

↑絶賛募集中、お題箱より頂いたテーマで綴る回。

気付けば10月、毎度ありがとうございます。

それでは第15回目♪

 

お名前 : ミュージック!様


最近はYouTubeでたまたま聞いた曲などしか新しい曲(古い曲のこともある)を知る機会がないのですが、普段音楽って積極的に摂取していますか?
それはどんな方法で知って、どうやって聞いていますか?あるいは聞いていませんか?

好きな曲とかジャンルとか苦手なのとかなんでもあったら聞いてみたいです。

 

ありがとうございます。音楽について!

 

 

中学生の時、たしか一年生、英語習いたてほやほやの頃、「趣味を英語で発表する授業」があった。

『アイ ライク ミュージック』

『アイ リッスン トゥ ミュージック エブリデイ』

な人が多かったこと、覚えている。趣味音楽鑑賞とは?当時そんなことを感じたのも同時に記憶している。それまで私にとって(今も大体)音楽を聴くことは、ほとんどが何かと同時進行で起きていた。移動中や勉強中や他作業中、みんなで聞いたり歌ったり、時には一人しんみりとただただ音楽を聴くこともあったけど。

だからこそ趣味=音楽鑑賞と言われると、日々ガッツリ音楽と向き合ってる人や、何らかの楽器演奏者かなと思っていた。もちろん、中学生にとって難題な「趣味」に対して、答えやすい解答例が「音楽鑑賞」なのも分かっていたけど、何か違和感があった。みんなどんな感じで音楽を鑑賞してるんだろうって。よく分かんないだろうけど、それぐらい私はライトな層ってこと。

 

そんな私が最も音楽をよく聴いていた時期、高校〜大学生時代だろうか。意欲的に音楽を摂取していたと思う。『アイ オッフン リッスン トゥ ミュージック』ぐらいで。それでも趣味と言えるレベルではなく、静かな空間や時間が嫌な時に音楽を流す程度。基本的には、ながらリッスンだったと思う。今よりも俄然情報量が少なかったので、テレビやラジオでよく露出している曲や友人からのオススメが大半を占め、とりわけこだわりはなかった。しいて挙げるなら椎名林檎東京事変だろうか。

私と音楽は、私と食べ物の関係と同じ感覚で、そこまで舌も耳も肥えていない。だから「好き」か「普通」か程度のレフェリングしかできず、こんなジャンルが好き!ってのが上手く説明できない。一時期頻繁に共にしていた友人の車の中でガンガン流れ、強制的に聞かされていたレゲエを聞くと「ウッ」ってなるぐらい。

 

 

そして本題、私の今の音楽事情。ここまでダラダラと書いた結果ありふれた回答で申し訳ないが、最近はめちゃくちゃ音楽を聴かなくなった。頂いた投稿にもあるように、積極的な新規の開拓みたいなことは、全然できていないと思う。最低限流行りのあの曲は知っておこう程度。つまんねぇごく普通のおじさん像に、今日も少しずつ近づいている気がする。

音楽を聴かなくなった理由のひとつは、オススメしてくれる友人がいなくなったからだろう。信頼できる貴重な情報源だった。それは友人がいなくなったのか、私が求めなくなったのか、友人達も皆つまんねぇおじさんになったのか、答えは定かではない。残った情報源は、結局投稿者様と同じように、youtubeApple Music等々ありふれた場所から、ありふれた曲のパッケージを探すぐらい。無理矢理お気に入りにしている。結局みんな『アイ セルダム リッスン トゥ ミュージック』になってしまうんだろう。最後までありきたりだけど、オススメやハマっている音楽、何か紹介したいことがあれば投稿箱までよろしくぱぴよん

 

 

最後は、私が最近覚えたこの一曲でお別れとしましょう。さようなら。

 

 

 

 

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ぼくらはみなバンクシー

いつもと少し違う道を歩いて通勤すると、おそろしく汚れた街路がある。(イメージは最下図参照)

 

もしかするとご近所さんがいるかもしれないので写真の掲載は避けるが、その街路は数々の落書きで溢れている。灰色の壁に描かれたその文字や絵が、我々に何を伝えたいかは分からない。それでも、デザインされたオシャレなフォントやカラフルな色使いは、薄暗いビル群のあらゆる壁を彩り、一種の感動を覚える。特に朝方、死んだ顔/心で出勤している際は、敢えてその道を選ぶことで生命エネルギーを享受している日さえある。

当然違法行為で、褒められるものではない。

しかし自由なようで、実は何らかの規則に縛られ描かれた落書きは、JISでA3.A4の寸法が定められているように、一定のサイズを守って境界内にすっぽり収まっているようにも見える。そこにはきっと、洗練されたアーティスト達にしか分からない規律が存在するのだろう。

 

彼らはその作品の完成まで、どれだけの労力と時間を要するのか。構想期間や下絵もやはり必要なのか。そもそも落書き担当部署みたいなものがあるのか。すごくすごくすごく気になる。いつか一度立ち会ってみたいなぁ。

 

一番気になるのは、高さ10-15mぐらいの位置にも落書きがあること。どうやって描いたんだろう。落書きのために足場を組んだのかな。ハシゴ車みたいなのを使ったのかな。実は落書き風な外壁デザインなのかな。すげぇデカい落書き屋がいるのかな。元々隣に建物があったのかな。だとしても隣のビルに落書きなんて大胆だな。ご近所トラブル、喧嘩でもしたのかな。だから今はもう更地なのかな。そんな思いを馳せてる時点で、彼ら芸術家の思うつぼなのかもしれないね。

 

でももし自分の家や所有物に、オシャレだろ感溢れる落書きがあったらすげぇ嫌だなって思う。頼んでもないのに。例えどんなに優れたデザインだとしても。デザイナーだとしても。

 

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デカい犬のボスに負けてからドラクエ11を一年間放置してる人より

下議会の箱 2nd

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少し遅れ気味の第14回目、どうぞ。

 

 

お名前 : 匿名様

 

この前久々に下議会のゲーム配信を見た気がするんですけど(ちゃんとは見てなかった)、本来的にはゲームってどれくらい好きですか?
もしかしてゲーム配信とかしたり見るより、雑談をしたり聞いたりするほうが好きなのかなと思ってきました。
永澤さんのゲームに対する突っ込みとか疑問を感じるところが他の配信者の方々と比べて独特なので永澤さんのゲーム配信好きです。

 

以前ゲームに関して述べた回があったので、まずはそちらを載っけておきます。

キノピオをピノキオって言う奴も、それをわざわざ指摘する奴も嫌い嫌い嫌い! - 透明度65%

この時はダラダラと「ゲームをしなくなった理由」を考察していましたね。では、今現在のゲーム好き具合はどれくらいか。これを答えるとなると、明確にお返事できない難しさがあります。

 

基本的には今もなお、ゲーム好きだと思っています。だけど相対的に、好きなものや優先したいことが増えてきて、ゲームが「好き行列」の後方へ下がってしまっているような状況なのでしょう。特にゲームのような、他にはドラマや漫画等、継続的に触れることで満足感を得られる類の趣味は、全体的にこのような傾向があります。

私のように「ゲームを心から愛している」と言えないような半端者は、歳を重ねるごとに◯◯離れが進んでいきます。(ほとんど、並大抵の人がこのように興味が移り変わっていくと思っています)ただ、全く興味がないかと言われればそうでもなく、好きだったシリーズの続編が出てないか公式HPやtwitterのチェックもするし、今流行っているゲームの最新情報も追ってるし、少なからず、未だに何かしらのアンテナは張っているようなこの頃です。インターネットの世界は広いので、「ゲームが好き」の定義を求めれば限りなく限りなく高いハードルを感じます。そう簡単に、ゲーム大好き!超上手いし詳しいし!なんて言いづらい世の中です。しかし自分にとっては、ドラゴンクエストシリーズを三つ以上クリアしていれば、ポケモン100匹以上言えれば、十分過ぎるゲーマーなのではないかと思っています。

 

 

それからゲーム配信の話。

元々は、自分が好きだったゲームや昔気になっていた有名なゲームを動画(ゆくゆくは実況や配信)で見るのが好きでした。その後、特定の人々を追いかけて今に至ります。きっとほとんどの人と同じ経緯でしょう。だからこそ、ある程度その方々が選ぶ内容であれば、ゲームであれ雑談であれ他諸々、何でも楽しいです。

 

ヘビーな配信視聴者だった私も、ゲームをしなくなった理由と同様に、配信視聴の時間もググンと減少しました。リアルタイムはもちろん、アーカイブを追う意欲も湧きません。そんな中、ふと訪ねても文脈が分かる配信、いいなって思います。

何においても、過去の蓄積とその共有から来る「おもしろ」が一番素敵だと私は考えています。だけど、ふと合ったチャンネルなのに「何か居心地が良い」そんな場所がインターネットにあれば幸せじゃないです?こんなことを思いながら、もうしばらく配信見たり配信したりブログ書いたりしていきます、どうぞ。

 

 

 

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それ「だけ」以外も気にしてーーー

下議会の箱 2nd

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12発目。今回はふたつの投稿を一挙公開。どちらも以前の記事「リアル-ネット議論」へ対する投稿でした。

オーバー ザ ホライズン - 透明度65%

 

お名前 : 匿名様

 

真面目に意見を書くと超ロングになるので自身の考えを要点だけ。
・リアルとネットを一定のラインまで分けるのは普通かなと思う。
・ある程度仲良くなったと感じたら徐々にリアルな部分で関われたほうが楽しそう。
・完全にネットはネットと割り切って関わってこられると無意識であっても「好きな時に切ることのできる都合の良い遊び相手」と見られている気がして萎える。
・ネットで仲良くなってリアルでご飯食べても本名教えてくれない人もいるから会えばリアルというわけでもない気がする。自身は会うほどの関係なら名前は教える。

要約しても長くなるから実に根深い問題だ。

 

ありがとうございます。述べられている通り、私にとっても根深い問題だと思ってました。なるほど、おもしろい。もっと色んな角度からの考え方を知りたいな。

そして以下ふたつ目の投稿。

 

お名前 : 匿名様

 

前に募集してたネットリアルがどうこうっていうのはその後意見来ましたか?
それだけ気になります。

 

来てないーーーーーーーー!

一通のみ〜〜〜みんな〜〜〜

別の意味で、永澤氏の哀しい面が浮き彫りとなりました。ですが、待望の貴重なご意見。本当にありがとうございます。

 

 

ひとつ目の投稿文より一節

好きな時に切ることのできる都合の良い遊び相手

この部分がとても心に刺さりました。そういうつもりは全くなくても、受け取り手は私以外のみんな。どのように思われているか、しっかりと考えながら振る舞っていこうと思います。少なくとも好意的に接して頂いている方々を傷付けないように。感謝を添えて。

以前、ネット上には『友達がいない』アピールをしていたことがありました。特に意図があるわけでもなく、何の気なしに、友達いないんすよねーってヘラヘラしていました。しかし実際、私のことを友達だと思って下さる方々もそれなりにいました。その方からは「友達だと思われてなかったんだ」とぽそり。たしかに。なんの特にもならない 友達いないアピール 。数少ない貴重な人々との関係、大切にしていこうと心改めた日のことでした。それからは『友達が少ない』ってことにしています。感謝を込めて。

 

 

そんなこんなで、二番目の投稿者と私の欲望を満たすためにも引き続きコレに関する投稿お待ちしております。色んなご意見お聞かせ下さい。

 

 

 

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わんわんにゃんにゃん永澤

下議会の箱 2nd

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8回目。ありがとうございます!

 

お名前 : 匿名様

 

犬と猫どっちがすきですか。
というか動物って好きですか?

 

んーーー迷う。ありがちな質問だけど、これまでしっかりと考えたことなかった。鋭い質問。どちらも飼ったことないし、触れ合うのも好きだけど、なんとなく 優勢。ツンとされるより、原っぱでキャッキャしたい。動物については全般的に好きだけど、檻や画面越しの安全圏から見るぐらいがちょうどいい派です。動物にいじめられたトラウマも特にないので、苦手意識もありません。本当に一番好きなのは、動物のこと大好きって言ってる人が、実際にちゃんと動物を可愛がってる瞬間に立ち会うことです。そんな人って人間には厳しいタイプも多いですが、すごくすごく愛に溢れています。素敵。

 

 

 

以下、あとがき。

 

先にも記載したように、今まで大々的に動物を飼った経験がない。頑張って記憶をたどっても、幼い頃にグッピー片手匹ぐらい。それも気づいたらみんな、いなくなっていた。以降全く、動物(ペット)とは縁ゆかりなく過ごしてきた。だからテレビでふわふわパンダの映像や、SNS上でじゃれつくネコの動画を見ると非常に羨ましく思うし、そんな生活に憧れる。

じゃあ一度飼ってみるってのは、いかがすか?もちろんチャレンジしたことがある。数年前のこと、買い物帰りにふらっと立ち寄ったペットショップで小さいネコに出会った。もはや種族も覚えていないが、優しい店員さんは笑顔でそのネコをカゴから出してくれた。膝の上にチョコンと座る、とても可愛いグレーのネコだった。そこからはあまり覚えていない。全てのコトを忘れた私は、気付けばもう、この可愛いネコを連れて帰る決心をしていた。国や文化や、家族や恋人、友人、時間やお金や仕事、何も関係ない。このネコと生活を共にすれば、どれほど暮らしが潤うだろうか。彩られるだろうか。コネコ購入。その一点張りだった。3歳児のモノの買い方だ。

しばらく経っても、全くその気持ちを見失う気配がない。一緒にいた知り合はしびれを切らし、ペットショップ隣のルノアールへと私を連れ出した。人気のない落ち着いたその空間は、取調室のようにヒンヤリしていた。取調室になんて入ったこともないが、いつもより苦く冷たいコーヒーを飲みながら、そこで私は2時間ほど説得された。本当に 今 ネコが必要なのか、と。

どうやって世話をするのか。争点は、それのみである。たしかに、仕事中や突然帰りが遅くなった時、みんなどうしているのだろう。遠くへ出かけたい時、どうしているのだろう。おそらく今となっては、ペットに対する色々なサービスが普及しているのだろう。心配無用かもしれない。しかし当時の私は、まだ命を預かる覚悟ができてない と思いネコを諦めた。一過性の気持ちで飼われるネコがなんと可哀想なことか。冷静さを取り戻した永澤は、誰よりも大人だ。後悔はない。そう決めると足早に、しかし少しだけペットショップに後ろ髪を引かれながらも、帰りの駅へ向かった。足の短い、小さく可愛いグレーのネコだった。

 

あの時の判断は正解だったと思う。今もなお、自分にはネコを飼える自信も資格もない。これほど自分勝手な生き方をしているのに、ネコ側が満足出来るようなお世話をできるはずがない。同時に、ネコ(ペット)を飼っている人をとても尊敬する。一人暮らしなら尚更すごい。大変なこともあるだろうけど、きっと癒しに溢れた楽しい生活なんだろうなぁ。写真見たいなぁ。動画見たいなぁ。私ももう少し大人になったら、また、ペットショップに行ってみたいと思う。

 

 

 

 

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習うより慣れろ

ついに、お盆休みが終わる2019

 

この辛さは、何度やっても慣れない。別に明日大きな仕事をやるわけでもないのに。あと一回寝たら朝が来る。電車に乗って会社に行かなければ。悲しい。めちゃくちゃ仕事が嫌かと聞かれれば、そうでもないとは答えるだろう。(もちろん、働かないにこしたことはないが)それでも、長期連休が明ける最終日は、とてつもなく不安になる。3連休でも10連休でも100連休でも同じ時が来る。

昔は、平常運転の朝が来ることを嫌い過ぎて、最終日の夜は出勤時間まで起きていた。特にすることなんてないのに。なんの意味もない社会への抵抗だ。今では最後の晩餐(アイス)を選ぶ余裕が出てきている。少しずつ、少しずつ社会を迎合していく。どうせ連休なんて開けてしまうのだから、私からお迎えに行ってあげよう。仕方ない、そう言い聞かせながら。

 

これからアイスを食べ、あなたの番ですを見て、考察掲示板を見ながら布団に入る。しばらくするといつもの朝が来る。次の休暇へ向けて、社会のドキドキに慣れておこう。今度こそ。

 

 

 

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お題、来たる

下議会の箱 2nd

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5回目。残りストックがもうありません。

皆様からのお題投稿お待ちしてます!

 

お名前 : バラーモルグリス様

 

結局全然語らなかったゲームオブスローンズの話をブログで書いてほしい。
好きな人物、嫌いな人物、良かったところ、悪かったところなど。
ちなみに私はヴァリスが好きでした。

 

やってきました、ゲームオブスローンズ の話。配信の話の時もそうだけど、やけに限定的な話題って避けた方が良いんだろうなぁと思いながら、自分のページだし関係なくない?と思いながら、でもネットに流してるのなら見られて初めて成立するんじゃない?と思い、抽象的な雰囲気でごまかしてました。そうすると、結局自分がどうしたいかじゃない?って言われると思うので、うるせえ!って答えて今日は進みます。

 

 

ここから先、ゲームオブスローンズ  の話だよーーー

ネタバレしないようにするよーーー

主演:石原さとみ←とりあえず1話目は見る - 透明度65%

そもそも皆様『Game of Thrones(ゲーム・オブ・スローンズ』[以下GOT]をご存知でしょうか。2011年より始まったいわゆる海外ドラマ。世界中で人気だったらしい。周りでは自分以外誰も見てなかったけど、それ以外の人間はもれなくGOTに熱狂していたとか。

全部で8シーズン。今年の5月に無事完結し、おおよそ80時間(8シーズン*10エピソード*1時間)あれば全て見納められるのではないだろうか。これだけ聞くと 長えよ と思われるだろう。そう、めちゃくちゃ長いのだ。週一で見る分には物足りなさ、待ち遠しさを感じるのだが、まとめて見るには大きな決心、根気が必要となる。ONE PIECEみたいなものだ。このボリュームが、周りにオススメしづらい要因のひとつとなっている。(あとタイトルの『ゲーム』の部分)

おおまかな内容は、中世ファンタジー風な世界で、国(大陸)を治めるために人々が王座を争う話。GOTをギュッと絞れば、『剣とドラゴン・家族愛』な淡く儚い液体が2割、残りは『エロと死と裏切りとエロ』の黒い汁が出てくる。色々なGOTの解説や感想を見てきたが、この認識は世界共通でほぼ間違いない。

 

視聴時間以外にも挫折ポイントがある。これから見る人のために心構え、注意すべき点を残しておきたい。

まずは登場人物がとんでもなく多い。顔、名前、関係を覚えようとするだけで結構な労力が必要となる。そしてそれぞれの家系が非常に重要なため、誰がどこの家出身か、その家の特徴や因縁まで(もちろん家訓や家紋も)覚えなければならない。上記80時間に上乗せして、自己研鑽(登場人物整理)の時間も追加で計算に入れなければならないことも注意してほしい。しかしこれをクリアすることで、主人公が無数に存在することとなり、色んな視点で物語を楽しめる。三国志的な群青劇だと思う。このドラマを見る上で一番の醍醐味だろう。

 

もう一つ困ることがある。せっかく覚えたこの登場人物達がやたらすぐ死ぬのだ。ビックリするぐらい簡単に。やっと話を理解したのに、好きになってきたのに、主役なのに、かっこいいのに、かわいいのに、関係ない。死ぬ。自分の推しキャラはいつまで生きられるのだろうか。そのドキドキを感じられるようになったら大丈夫。きっと最後まで物語を見届けられるはずだ。

 

しかしそんな苦難を乗り越えてまでGOTを見ようと思うのか?フルハウスやフレンズを見ていた方が幾分心にも体にも優しいのでは?ここで終わるとまずいので、最後に私が見続けられた理由をまとめておきたい。とにかく、期待「こうなったらいいな」と裏切り「なんでそんな酷いことするの」のバランスがとてつもなく良いのだ。きたきたきたきたーーって感情と、え?って時間が止まるような瞬間が程よく展開されるので飽きる間が少ない。もちろんそれは、ある程度登場人物の関係性が見えてきた後。少しずつ撒かれた種が、少しずつ回収されたりされなかったりするのだ。

 

 

ということで、これを機に少しずつでもGOTを見てもらえれば嬉しい。もしかすると、最初の5話ぐらいで辛くなって見るの辞めたくなるだろう。そこをどうにかこうにか、勢いやノリの類で1.5〜2シーズンまでは見てほしい。それでも合わなければ、先に進まない方が良いだろう。本当に申し訳ない。

いつかみんなで語り合える日が来れば。世界中で人々が熱狂しているのだから、そう遠くない未来の話だと思うが。

 

 

 

頂いた質問に全く答えてないので、以下回答。

(ちょっとだけ内容に触れるので、嫌な人はこの先飛ばしてください。)

 

 

 

◆良かった点

オープニングのカラコロ街が出てくるやつ

 

◆悪かった点

マウンテンが強すぎた

ナイトキングが微妙な強さだった

 

◆好きな人物

基本はみんな好きかも。その中でも特にな7人。

・ジェイミー:無能界最高峰のイケメンだった。がっつり活躍してないけど、どんどん好きになっていく仕組みが謎。

・アリア:嫌いな人はいないはず。最初から最後まで最高。一番好き。ハウンドとの関係も安心する。

・シオン:すぐ死ぬと思ったのにダラダラ生きてるのが面白かった。マイナス印象がでかい分、ちょっとの活躍でも良い人に見えるシステムを利用してきた人。

・ティリオン:早くワイン畑作って平穏に暮らしてほしい。報われて良かった。誰と絡んでもイイ話になるから強い。

・ブロン:おもしろ枠。強い。ここで出てこいと思ったら必ず出てくる察しの良い人。でももっと出てほしかった。

・ジョラー:ひげおじさん枠。たまに頭おかしくなる点以外は渋くて慎ましくて応援したくなる。

・ダヴォス:ひげおじさん枠。頭おかしくならないので安心できた。画面に映るとテンション上がる。

 

◆嫌いな人物

・キャトリン:嫌い過ぎて好きになるパターンにもならなかった。関わると面倒おばさん。

・ジョン:どんどん好きになってたのに最後で普通よりちょっと下になっちゃった。

・デナーリス:どんどん好きになってたのに最後で普通よりちょっと下になっちゃった。

・サーセイ:嫌い過ぎてもはや好きの人。裸で街をシェイムシェイムするシーンがこのドラマのハイライトのひとつだと思う。

・ジョフリー:もう1シーズン出てたらGOT見るのやめてた。ファッションやべえやつ枠。

ラムジー:すぐ消える感じはしたので脅威じゃなかったけど、ひとつひとつのヤバめインパクトが強い。

・リトルフィンガー:必要悪だったけど好きにはなれない。あの最期のために生かされていたのか?カタルシス専用枠。

 

 

 

長い!

印象深いシーンもまとめようと思ったけど、長い。このへんでおしまい。ちなみに好きなシーンは、マウンテンが槍の人の目を潰すやつ。

 

 

 

ヴァラードヘリス

 

 

 

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ユラグドシル

ゆらぎとは、ある量の平均値からの変動をいう。

Wikipediaより]

 

物理学。素敵な学問。目に見えたり見えなかったりする学問。摩擦力を考慮しないものとした世界なら、きっと永澤の人間関係も良好だ。

 

 

1/fゆらぎと言う言葉がある。ざっくり言うと、心を穏やかにする揺れ。これは声にも存在する。音楽界では、美空ひばり宇多田ヒカル森本レオの声がそれに当てはまるらしい。

 

当然、1/永澤 ゆらぎもある。この人の声いいなってなること。特に顔の見えない世界では情報量が少ないせいか、琴線へ触れることが多い。歌手やラジオやスポーツの実況・解説、ゲーム実況者から配信者まで色々とある。さらにその声が並べる言葉の意味が素敵であれば、尚のこと興味深くなる。

いわゆる声フェチでもない、ごく普通フェチな私でさえマイゆらぎを持っているのだから、きっと1/みんな ゆらぎもあるはずだ。あの声優さんとかいつも一緒にボイスチャットをしてるあの人とか。

 

 

声発信で興味を持った人の顔を見るか問題は、全宇宙で共通の課題だろう。一般人さえもが発信者となったこの大メディア時代では、それを望めば簡単に見られる可能性は高い。もはや避けては通れない問題である。

以前とったアンケート、

「声しか知らない相手、顔も見たいですか?」

見たい:4割、見たくない:1割、どうでもいい:5割

半分はどうでもいいと思ってる。ここからは、残り1割との共感を求めて進んでいく。

別に「顔がイケメンや美人じゃないと嫌だ!」なんて陳腐な話じゃない。形成された幻想を壊したくないのだ。

 

 

せっかくなので分かりやすく説明したい。

 

仮に『松木安太郎』氏の声に心惹かれたとする。当然顔を知らない前提で。好きなのはその声と発する言葉、そして情熱だ。

ある日見ていたサッカー日本代表の試合。なんだこの熱い声の人は。永澤がゆらぐ。きっとこんな出で立ちで、背景を持ち、意思や熱意があるのだろうと様々な想いを馳せる。この瞬間『松木安太郎』は、1/永澤となる。私だけのオンリーオリジナル松木安太郎だ。

 

しかしあろうことか、後日Yahoo!ニュースで『松木安太郎』氏の顔を見てしまう。その瞬間、私だけが所有していた1/永澤オンリーオリジナル松木安太郎がいなくなる。自発的だとか事故的だとかは関係ない。現実と、思い描いた安太郎とのギャップの大小も関係ない。本物を見てしまった事実、これでおしまい。魔法は解ける。もうどこを探しても見つからないのだ。

残念ながらそれは、みんなが持っている『松木安太郎』とおんなじだ。1/みんな 安太郎に取り込まれてしまった。どうあがいてもその視点はもう変えられない。誰にも負けない情熱を持ち、私だけの松木安太郎を応援してきたのに。

 

 

みたいな。悲しくない?

まぁ隠れゴシッパーとしては、見られるもんは見ときたい気持ちの方が強いけどね。

 

 

いい声っていいよねってことを書きたかったのにグラグラになってしまった。申し訳ない。

揺らがない芯の通ったことをちゃんと書けるようにしたい。そう、あの大きな世界樹のように。

 

 

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時間は一方向にしか進まない

既に記事を3つストックしている。ごりごりに書き溜めている。交通渋滞なんのその。

それらは中1日程度で自動的に世界へ流れるようになっている。永澤流記事の作り置きシステムだ。でも今日は中の日、お休み予定。ボトルは流れない予定だった。

 

 

昔の話。深夜におなかがへった。贅沢するお金がない学生だった。300円で牛丼が食べられるキャンペーンの広告を見た。我慢できない。ポンコツのバイクに乗り牛丼屋へ急いだ。3時過ぎ、客は誰もいない。イッツ・ア・スモールワールド並みの待ち時間でお持ち帰りできた。早くおうちへ帰ってだらだら食べよう。家路を急いだ帰り道、一時不停止で罰則を受けた。罰金6,000円だ。太陽も登りかけている。おはよう世界。おうちで食べる牛丼(大盛)は、いつもよりエレガンスな味がした。

 

 

本日、免許証がゴールドでないことを小馬鹿にされた。誰にでも悲しい過去はある。

中1日なんて関係ない。悲しい過去をボトルに入れて、今日もせっせとインターネットの海に流す。誰かに届いているのかな。関係ないか。

 

下議会永澤は休まない。はたらきものなのだ。

 

 

 

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2019年7月度 月報

はてなブログを立ち上げて1ヶ月が過ぎた。こういう類の報告はどのブログ界隈でも必須、お決まりなのだ。唐突に始めたものの、30日で約20記事。完全週休二日制だ。とてもクリーンなブログと言っても過言ではない。

 

 

ではこのブログ、もといちゃっちい永澤日記と化したこの拠点をどこへ着地させるのか。改めて考えてみる。

 

最近やっていない配信との関係性より。基本的には、ブログと配信どちらも同じようなものだと思う。最近起きた色んな出来事や考えを誰かに伝えたい人が主な発信者となる。(残りは出会いとお金を求める発信者)

いずれにせよ、ブログ管理人も配信者も寂しがりやさんばかり。どっちもやってる人はマジやばい!ってこと。とりあえずお手軽に、そして不特定多数へ向けて何かを発信できるという点では、かまってほしい人間にとって「ちょうどいい」場所である。そこへレスポンスがあれば、尚良いだろう。やめられなくなる。

 

となると、むしろ配信の方がリアルタイムで返答がある分楽しいかもしれない。おまけに映像も使用できるので、ゲームをする、動画を見る、カメラを使う等々色んな応用が利く。見る方はどうだろうか。おそらく配信視聴の方がお手軽だし楽しいのでは。色々なことが起き得る(ハプニング的なことも含めて)配信が、やっぱり面白い感じがする。配信超強い!!

 

じゃあブログにする意味なくない?たしかに。でもなんだかんだ書いてて楽しいので、頻度は落ちてもしばらく続けようと思う。(配信もやめてない)

それでもやはり、一方的に発信ばかりするのはあまり得意でないし、面白くない気がする。だから、見ている方含めて相互的に参加できる楽しい何かを考えたい。が、それはまた別のお話。

 

 

 

ということで、着地点はどちらかふたつ

 

  1. 100記事を書き終える
  2. だれもいなくなる

 

今後どちらかが起きたらおしまい。

詳細は来月まで続いてたら、また決めよう。

 

 

 

 

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ヒリヒリ火傷、その対処方法とは!?

夜中に小腹が空いて、ペヤングを作ろうとしたら火傷した。数年ぶりの火傷体験だ。

先に書いておくと、夜中に背徳感を抱えながら食べるペヤングはやっぱり美味しい。これだけは間違いない。

 

カップにお湯を注ごうとした時、わりと初期の段階で左手の指へ向けて熱いお湯がドバドバ溢れた。なんてことない些細な火傷だと思った。

3分待つ間にヒリヒリしてきた。あー火傷ってこんな感じだったなぁって最初は懐かしさを感じていた。何もせずに待っているのも心許ないので、指に蛇口から出る水程度をかけてほんの気持ちだけ冷やすことにした。なかなか痛みは引かない。おおよそ3分経った頃、一度ペヤング調理の手を止め、氷水で冷やすことにした。火傷の処置ってこんなもんだったかなぁ。

 

指へのヒリヒリ感と共に、痕が残るかもとか、しばらく痛みが残ったらどうしようとか不安を抱えた自分がいた。小心者でクソネガティブな想像と対応をしていることが衝撃的だった。そこにいるのは有能感、無敵感なんて微塵もない凡人オブ凡人、落ち込んだ。

自分のことを「死ぬこと以外はかすり傷っす」みたいな生き方をする人間かと思っていたのに。ちょっとやそっとなことは、ヘラヘラ笑ってやり過ごせると思ってたのに。例えばもし火事の現場に遭遇しても、取り残された人々を助けることさえ容易いと思ってたのに。こんな可愛げのあるプチ火傷に体も心を揺さぶられるなんて。

 

今後事故や事件に巻き込まれても、なんとかなるっしょ、つーかこれからっしょ、みたいなこと自分にはきっとできないのだろう。ただただ私は、重大な出来事に直面したことない、経験不足ハッピー野郎だったのだ。良い風に言えば、恵まれた、フラットな地形を歩いてきたのかもしれない。でもそれは、荒波を乗り越え、面白味に溢れ、キラキラしている、憧れていた生き方では決してない。いつか凡人が凡人であることに気づく日、それが今日だったのかもしれない。

むしろ死ぬまで指が火傷で痛い方がいいのでは?いや、それは絶対ない。痛いのは良くない。出来る限りいつもの自分、そしてみんなと同じでいたい。

 

背徳感と凡人感を同時に感じた夜。隠してきた全能感も薄めながら、今後はもっと慎んで生きていたい。

 

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主演:石原さとみ←とりあえず1話目は見る

今年に入ってまだ一度も映画館に行っていない。観たい(観たかった)映画はいっぱいあったにも関わらず。あの知らない人たちと2時間ぐらい空間を共にする感じ、最高に痺れる体験なのに。

自宅で映画を見る機会も少なくなってきた。思い返しても、3月頃に『スラムドッグミリオネア』を久々に見たくなって視聴した記憶ぐらいだ。あとプーさんも見た。

絞り出さなくても時間はそこそこあったはず。今回ばかりは「大人になった」のいいわけはできない。何事にも意欲薄々人間になったのかもしれない。アマゾンプライムやらNetflixやら、以前に比べたら段違いに映画と触れ合える環境は整っているのに。いつでも見られるって慢心、安心感で後回しにしちゃうのかもね。

その分ドラマに費やした時間はやや増えた気がする。映画より長いのに不思議だね。

以下、今年見たドラマの話。

 

『ゲームオブスローンズ 最終章』

今年はこのために生きてきた感がある。5月に終わったことで早々燃え尽きてしまった2019。終わり方に賛否両論な感想が見受けられたが、長い期間ハマった海外ドラマも久々だったので満足感と達成感ぱない。大作とは得てしてそんな問題と共に終わっていくものだから。

全世界で人気と謳われているのに、リアルの知り合い界隈では誰一人視聴者がいなかった。寂しかった。もっと共感したかった。ジェイミーいいよねとか言いたかった。アリア最高って言いたかった。本当に世界中で人気なんけ?「賛否両論」ってのも、当然ネットの声。おすすめの海外ドラマは?って聞かれてこれを挙げたら、だいたいゲームオブぐらいで難色示される。え?ゲームの話??みたいな。

とにかく人間がいっぱい出てくるドラマは面白い。無色鬱々とした日々を過ごし、時間だけは無駄にあるって人は是非見てほしい。くっそ長いのに飽きずに見られたら、自分にも花丸満点あげちゃいたくなるから。

 

『アンブレラアカデミー』

Netflixでおすすめされてた+twitterタイムラインに名前が出てたから視聴。twitterに影響されて映画、ドラマ、漫画を見てしまうことは多い。特に信頼できそうな人がつぶやいていたら尚更。「信頼できる」条件のひとつが、批判ばかりでなく、オススメがはっきりとしていること。これはまたいつかまとめる案件。

肝心のドラマは普通。シーズン2があるらしいので、そちらを楽しみにしておく。2話あたりでQueenの「Don't Stop Me Now」が挿入歌として流れたところで個人的にはピークだった。

 

『あなたの番です』

現在進行形で見てるやつ。久々に日本のドラマをリアルタイムで追っかけてるけど、どハマりした。わくわくしてジャンプを買ってた時の思い出がぐんばつに蘇る。次の週が待ち切れない。これも人間がいっぱい出てきて、わちゃわちゃ感満載で素敵。黒島ちゃん(西野七瀬)かわいい。内容は割愛するけど、放送後の5ちゃんねるやtwitter等々で考察云々を合わせてチェックするのまで込み込みで面白い。

ひゃー鋭いって人もいれば、マジにアホじゃんって人もいる。本当に同じものを見てんのかってぐらい多様な意見が見られて楽しい。ちゃんと着地して欲しい一心で、残り1クール視聴続けたい。おすすめです。

 

 

またいつか、他に観た映画や、読んだ本等々もここにまとめられたらと思う。

ヴァラーモルグリス。

 

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