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誰もいなくなるまで ここにいるよ

キノピオをピノキオって言う奴も、それをわざわざ指摘する奴も嫌い嫌い嫌い!

数日前より、Nintendo Switchで『進め!キノピオ隊長』を始めた。え?急にゲームの進捗報告??普段あまりゲームをしない私には、キノピオ隊長のいちいちうるさい掛け声が頭から離れないのだ。隊長、今日だけは、許してほしい。

進め!キノピオ隊長とは、あのマリオシリーズで有名なキノピオが隊長となり、様々な仕掛けのある小さな四角い(立方体の)ステージを冒険するゲーム。彼が旅する目的は分からないが、各ステージに散らばったコインやスターを集めて満足している様はこの上なく愛くるしい。このちっこいキノコを動かしているだけでも心が清らかになるだろうハートウォーミングなゲームだ。小学生の兄妹が二人でやれば、絶対にその家庭では喧嘩など起きなくなるだろう程度の暖かさが、このゲームにはある。それを何故、そこそこの大人が貴重なお盆休みを消費してまでプレイするのか。それはキノピオ隊長が冒険する本当の理由と大きな関係があるのかもしれない。

 

日常的にゲームをしなくなってどれぐらい経つだろうか。こう見えて?PS4もSwitchも持っている。PS3Wiiも持っていた。それ以前のハードだってほとんど家にあった。だがそれらも今ではDAZNNetflix見るマシーンと化し、steamも数年単位でログインすらしていない。スマホゲームに関しては何一つ継続して遊んだことがない。進歩の目覚ましいゲーム界から、完全に置いていかれている。昔は、リザードンを知らない大人達をバカにしていたが、今は逆転、もはやその立場に追い込まれている。

ゲームをしなくなった大きな理由は、ゲームをする時間がないことだろうか。しかしこんなの大した理由にならない。本当にゲームを好きな人は、twitterやブログをする暇があるなら少しでも経験値を稼ぐからだ。何事にも時間がない、忙しいを言い訳にする奴は無能しかいないのだ。

他に思い当たる理由は何だろう。現存するゲームのほとんどが、ネットプレイに対応したというのがあるかもしれない。昔はネット上で友達とゲームができることを、どれだけ夢見ていたか。今となっては当たり前のこの機能、一緒に冒険したり戦ったり、競ったり伝えたり、本当に大きな進歩だと思う。だが、それは今もなお一緒にゲームをしてくれる友達がいること大前提。出ました。「この後ごちゃごちゃ友達少ないアピールするんだろ?じゃあ一人でゲームやってろよ!!」ちがうんす。聞いてください。一人でやるのは問題ない。でも、そんな機能があることを知ってしまった以上、黙々とやるソロプレイが惨めで惨めで。本当はソースを付けて食べたいのに塩を付けて食べてるみたいな。

あとは、もっと噂ベースでゲームを模索したい。どのゲームも簡単かつ効率よくクリアする方法が容易くネットで調べられる。これでは始める前からなんだか元気が出ない。説明書をしっかり読んで、ここにミュウが出るとか、草むらの前でどうぐの14個目を選んでレベル100にするとか、定かじゃない情報交換したい。これも上と同じで、情報をシャットアウトすることは簡単。でもどうせもっと上手いプレイングがあったり、限定最強アイテム取り逃がしてたり、時短クリアする方法があるんでしょ?知ってるんだから。これって塩を付けて食べてるみたいじゃない?

 

 

でも小さい頃からゲームで育ってきた事実は否めない。今後もきっと、使いもしないハードを買い漁ったり、新しく出る作品や今流行ってる作品を無意味にチェックすることはやめられないのだろう。うわべだけでもゲーム好きでいたいね、キノピオ隊長。

 

 

 

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