バーでカッコつけたいカッコつけまくりたい

困ったことに、お酒を飲めない。

（厳密にはちょっと飲める）

とりわけ可能飲量を他人に説明する作業が、この上なくめんどくさい。全く飲めないと言えば良いものの、妙に正直なのか負けず嫌いなのか、聞かれた手前、少し飲める旨（それでもビール1,2杯ぐらい）を伝える。

そのリアクションとして「でも本当は飲めるんでしょ」とか「そんなはずない」とか「飲み方を知らない」とか「限界を知らないだけ」とか「これならジュースみたいだよ」とか「あらら…（悲壮）」とか、これらのパターンで責められると詰む。何万通りの返しをしてきたが、なかなか両者共の平和的笑顔は生まれ難い。（めっぽうこれらの類の返しと出会う機会も減ったが）

「少しずつ飲む量を増やすと慣れてくる」って根性論なやつよりも、「体質的に受け付けないなら仕方ない」って医学的見解諭しパターンの方が意外と堪える。至極真っ当な意見（優しさ）でありがたいけど。

もうひとつ困ったことに、飲み会やおしゃべりの場が大好きだ。（以前もどこかで述べた通り）人の話を聞くのが好き過ぎる。大人になった今、ノーテーマでごちゃごちゃ話せるのって７割くらい飲み会の場じゃない？酒豪達はどうせ、ドトールなんかじゃ心を開いてくれない。

困った困った。色々みんなとお話したいのに、ありふれた台詞「今度飲みに行きましょう」が言い出せない。酒飲まへんのかーいってなる。（本当はほとんどがそんなこと思ってないの知ってるよ！）

かと言って、「今度食事に行きましょう」だとややフランクさに欠ける。つまるところしっくりくる誘い文句がない。身近な友達にさえもこの考え方は同じ。下戸は親近感を求めるくそわがまま野郎なのだ。

とにかく、お酒を飲める人間たちが羨ましいことは確か。誘われるよりも誘う人生を歩みたかった。（当然、誘われ過ぎて困っちゃうような状況でもない）

以下、もしもお酒飲める人間だったらやってみたいシリーズ（抜粋）

□呑めるって書きたい

□旅行先で地酒を楽しみたい

□フラッと１人居酒屋（バー）したい

□利き酒したい

□新幹線でビール飲んで寝たい

□酒蔵とかビール工場見学に行きたい

□赤よりも白が飲みやすいとか言いたい

□まだ昨日の酒が残ってるって言いたい

□記憶ないけど知らないベッドで目覚めたい

□海賊みたいな宴会したい

自称酒強人間は、以上シリーズでいくつチェックがついたか自慢して下さい。そしてこれからも、何の遠慮なくお酒の場に下戸を誘ってあげてね。

そしてお酒を飲めない仲間たちは、各々の夢を語って下さい。少しずつこの世界に慣れていこうね。

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