透明度65%

誰もいなくなるまで ここにいるよ

毎度チェックアウトの時間ギリギリ人間

先日、友人の結婚式へ行った。

 

二次会の司会ができる人生は多分今世じゃない - 透明度65%

 

主催者、参加者諸々、当時はもちろん仲良かったのだが、会うのは久々。1年、5年、10年、様々ぶりの人たちばかりだ。流石に覚えてはくれているだろうが、連絡すら取っていないのでおそろしく緊張していた。行く前は、楽しい2、緊張6、帰りたい2だった。こんなクソ暑い日にスーツを着て、私は上手く笑って過ごせるのだろうか。

式が始まってしまうと、そんなことは杞憂に終わった。一度仲良くなった人たちだもの、変化したのは時間と距離だけ、とんでもなく楽しく過ごせた。(ちなみに新婦さんの服装は、赤っぽい和装→白いドレス→赤いドレスだった。今回はちゃんと覚えて帰っている!)

その後色々を経て、たわいもない話を転々と場所を替えながら続けた。これまで疎遠になっていたと勝手に思っていた旧友たちは皆元気そうで、それぞれの生活を果たしていた。私も出来る限りの力で、みんなにとっての空白期間を伝えられた気がするので満足した。やっぱり人とお喋りするのは楽しい。気付けば朝の5時だった。

 

主役達がおめでたいのはもちろんだが、見落としていた居場所を再発見できたようで、とても貴重な夏休みの一日となった。みんなとは『またね』って、最後に簡単なお別れをした。けれどこの先また数十年以上、もしかするともう二度と集まれることなんてないんだろうなぁ。そんな切ないことを考えながら、残り滞在時間の少ないホテルで今日の天気予報、これから先の出来事をぼんやりと眺めた。

 

 

 

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